「紅色天井」 月やあらぬ

　桜螺ルートを見ていると(凹むので途中で止めるけど)つくづく蝶寵さんと幸せになる目が欲しかったなと思ってしまう。

　桜螺さん今生は藍丸に癒されて満足して心置きなく成仏して、来世は桜の樹にでも生まれ変わって蝶寵さんの社のそばで咲いてるといいよ。でもって藍丸はその桜をかえってきた白さんと見に行ったりするといい。
　その桜も寿命になる頃には蝶寵さんも復活するだろうから、そしたら今度こそ正当な遣い手の血筋の人に生まれ変わって固く結ばれるといいよ。

　ところで生まれ変わってきた人ってどのくらい前世の人と同一人物なんだろう。顔も声も生育環境も後天的性格もまるっきり違って当たり前でしょう。まあ、お話的にルックスとか基本性格とかはほぼ同じ、記憶は無いが時々フラッシュバックする、って感じなんでしょうか。
　妖の皆さんには器が違っても魂を見分けるセンサーみたいのあるのかなあ。個体によるのかな。なんとなく白さんはその辺の嗅覚鋭そうだ。
　白さん、1000年の齢の間にちょくちょく人間にちょっかい出して、そのたび置いてかれてしょんぼりした過去がありそうな気がするのはなんでだろう。なにかっちゃ寂しそうに笑ったりするせいだろうか。過剰に人間嫌いなせいか。同じ長生きでも雷王はあんまそんな気がしないんだよねー。神獣より狐妖のほうが一般的イメージとして人に関わってるイメージがあるせいかなあ。

　イモータルな人々は色々切ないよなあ。