「この世、異聞 其の三」 鈴木ツタ

　表紙の耳と尻尾のある人がどうも狐耳＆尻尾ぽくて気になったので買ってみた。

　表紙の人は確かに狐属性の人外さまだったが、この人の出てくる本の半分しかなくてだいぶガッカリ…orz　しかもなんか続いてるし。前半は天然おっさんと青年カプのくっつくまでの話（おっさんのほうが受け？）。両方人間。なんか脇キャラカプで人外の人もいるみたいだが属性はよく判らない。多分前の巻でメインカプとかだったりするんでしょうｗ　


　で、表紙のお狐様は蔵依（クラヨリ）様といって、とあるお家の守り神様で、普段はホネの状態でしまわれているが、必要とあらば血によって復活してきて、お家の繁栄を見守るお人。で、その繁栄を助ける一環として、「立派な花嫁を育てる」しきたりを作っているのだが、今回の代の「花嫁」が実は男の子で…。という話。
　耳と尻尾で感情表現豊かな蔵依様は何気に可愛い(*´∀｀)

　「花嫁」の紡（つむぎ）くんは子供の頃から家事万能の高校生。子供の頃、復活する蔵依様の泣き顔（復活は大分痛いらしい）を見て以来、「この人のために」で花嫁修業してきて、いざ目の前に出てきたら素直に「ふつつか者ですがよろしくお願いします」とか言っちゃって蔵依様どん引きさせるあたりかわいい。つか蔵依様ってノンケなのか。

　とりあえず蔵依様が「男なので嫁にはできん」から「嫁に貰ってやる」まで進展はしているがこの先はどうなることやら～。